
チップとは〜チップの歴史〜
チップとは、英語で「TIP」= To Insure Promptness(きちんとしたサービスを保証)
規定料金とは別に、サービスに対して支払うのがチップです。
ヨーロッパの貴族が、使用人に心付けとして渡したのが始まりだそうです。
ここでは、主要な留学先のチップ文化を国別にまとめてみました。
記事の最後に、
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留学を考えているけど、まだ具体的に決まっていない方はぜひ読んで下さい。
アメリカのチップ文化
1番チップに対して厳格なのがアメリカだと思います。
アメリカでは、チップはほぼ義務です。
実際に、私が旅行していた時も感じました。
例えば、チャイナタウンのカジュアルなお店(レストランと言うより食堂)でランチ。
10ドル札だったか、20ドル札だったか忘れましたが、「お釣りはいりません」と言う事で、それをチップとして支払って店を出ました。
チップ率で言うと料金の8%~9%くらいだったかと思いますが、
店の外まで追いかけられて、
「最低10%はほしい、サービスに何も問題が無かったなら15%ほしい」と催促されました。
それくらいアメリカはチップの額に厳格です。
ヨーロッパのチップ文化
イギリス
イギリスのチップ文化は、アメリカほど厳格ではありません。
強制的な意味合いは薄く、払わなくても催促される事はまずありませんが、気持ちよく店を出るにはチップを置くのが一般的です。
レストランでサービスに問題がなければ、10%〜15%くらいです。
これより多くても少なくても、厳格ではありません。
高級なお店ほど、チップの率は高くなる傾向があります。
また、Prices included ⚪︎% service chargeとお会計に書かれている場合には、すでにサービス料が含まれているので、その他にチップを払う必要はありません。
EU圏
フランス
フランスのレストランでは、サービス料が含まれているのが基本です。
Service compris とレシートに書かれていたら、サービス料込みと言う意味です。
なので、チップを別に支払う必要はありませんが、
サービス料が含まれていない場合や、
良いサービスを受けて、心付けとしてチップを渡したい時は、もちろん置いて行くのもありです。
ドイツ
ドイツでも、レストランではサービス料が込みになっているのが基本です。
チップは義務ではありませんが、サービスに問題がなければ、5%~10%くらい端数を切り上げて支払うのがスマートのようです。
€18.50だったら€20
€56だったら€60のように、
カードでも現金でも、「€⚪︎⚪︎支払います」
と自己申請で伝えるのが一般的です。
イタリア
イタリアのレストランでは、サービス料が込みの店、もしくは「coperto」と言って座席料が込みの店が多くあります。
Servizio incluso とか coperto とレシートに書かれていて、チャージされていれば、そのほかにチップを払う必要はありませんが、端数を切り上げたり、少額でもチップを置いて行くと喜ばれます。
もし、そのような料金が含まれていなくて、サービスが良かったと思う場合には、5%~10%チップとして支払うとスマートです。
オーストラリアのチップ文化
英語圏でも、アメリカやイギリスに比べるとチップ文化はゆるいです。
ですが、ヨーロッパからの移民も多いためか、徐々にチップの習慣が浸透してきています。
特に高級なレストランでは、サービス料が含まれていない場合、5%~15%のチップを渡す事が多いです。
ただし、そこまで厳格な決まりはなく、カジュアルなレストランではチップは置く人もいたり、置かない人もいたりです。
カナダのチップ文化
カナダのチップ文化は、アメリカのように義務的な意味があります。
レストランでは、サービスに問題がなければ15%~20%のチップを渡します。
チップの払い方
レシートを確認する
まずは、レシートを見てサービス料が含まれているかどうか確認しましょう。
英語では service charge, service fee,
その国の言語で書かれている場合でも確認して、
サービス料が含まれていなければ、その国のルールや受けたサービスの質を考慮してチップを渡します。

カード
昨今ではカードでの支払いが多く、暗証番号を入れる前にチップを入力する項目が出てきます。
もしくはレシートに、客自身がチップの額を書き入れて、それで精算してもらう払い方もあります。
現金
従来のチップ現金払いも健在です。あらかじめコインや少額の紙幣を用意しておくとスマートにチップが払えます。
まとめ
アメリカとカナダはチップはほぼ義務だと思っておくと良い。
ヨーロッパは、義務的な強制力は無いが、感謝の気持ちで支払うと気持ちよく店を出られる。
オーストラリアはチップ文化が始まりつつある。高級な店ほどチップを払う人が多い。
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